金曜日、会社を早めに出て青山へ。
別にデートとか呑み会とかではない。
靴の修理に行きたかったのだ。
僕は歩き方が悪いのか、半年持たずに靴底が減ってしまう。
今回も8月末に買った靴のトウがもう限界になっちゃって。。。
修理にはこのお店を使っています。
「ユニオンワークス」真面目なシューリペアのお店として有名。
本店は渋谷にあるんだけど、僕はキラー通り沿いの青山店の方を利用している。
若くてやる気のあるスタッフ(靴職人)にアドバイスを貰いながら
修理方法などを決められるのが嬉しい。
不思議なもんだけど、靴って、買った直後よりも、
むしろ一回修理に出して帰ってきた時の方が、愛着がわいたりするんだよねー。
トウとヒールの張替えで1万円弱。
高いと見るか安いと見るかは人それぞれだろうけど、
僕は底の磨り減った革靴を履くのが嫌なんだからしょうがない。
ちなみにここのオリジナルソールはなかなか履き心地がよろしいのです。
*
さて、靴を修理に出したらお腹が空いてきた。
せっかくだからこの辺で飯でも食っていくか、ということで飛び込んだのがこのお店。
「青山 シャンウェイ」鉄板を使った飾らない家庭中華と紹興酒がウリです。
板橋で中華料理店を営むご両親のもとに生まれたオーナーは、
その後上海で修業を重ね、
実家を継がず青山にお店を出したとのこと。
飾らない骨太の美味い中華を食べられると評判のお店なのだ。
「下町のDNAに本場の技術が加味されたお店」とでも言いましょうか。。。
場所はキラー通り・ワタリウム美術館の隣あたり。
カルト的人気を誇る中華料理店「福蘭」のはす向かいにあります。
むむっ、ひょっとしてキラー通りは中華激戦区なのか???(笑)
お店に入ると一人客ということでカウンターに通される。
テーブル席も3つあり、小じんまりながらも収容力は結構ありそう。
カウンター前には立派な鉄板がドーンと鎮座。
考えてみれば「鉄板中華」ってのも変な話だし、
このお店の場所には前には鉄板焼き屋かお好み焼き屋のテナントが
入っていたのかもしれないね(笑)。
メニューはどれも食指をそそるものばかり。
フカヒレもコースで堪能できるようだし、自慢の「瓶入り紹興酒」も美味しそう。。。
しかしmk、悲しいかなこのあと車を運転する用事があったので、
泣く泣くお酒は断念…。
この日は "おひとりさま" 入店ということもあり、アラカルトでちょこちょこっと注文した。
*香港焼きそば具は万能ねぎのみというシンプルな逸品。
でも柔らかくてもちもちした麺とオイスターソースを軸にした甘めの味付けは
かなり美味し。
シンプルなんだけど食べだしたら箸がとまらない。そんな感じのひと品でした。
葱が甘くて美味い!!
*野菜と卵のスープ上品な塩味のスープに見たことのない中国野菜がたっぷり入ってる。
赤い野菜は "紅芯大根" という野菜で、これが爽やかな味わいで美味かった~。
これも飲みだしたら止まらない(笑)。
店はオーナーと助手の2名できりもり。
ガタイのいいオーナーはぶっとい腕で中華鍋を自在に操り、
骨太の料理を次々と作りだしている。
いやぁオーナー、マジで美味いっすよ!!
スープを堪能していると、目の前で僕の餃子が焼かれ始める。
餃子は厨房の中央にドカンと鎮座する蒸篭で一度蒸しあげられ、
そこから鉄板でジューッと焼かれるのだ。
しんぼうたまらんっ!早く、早く!!
*鉄板餃子餃子ちゃん。
肉厚の皮は一度蒸しあげられているのでもちもちぷりぷり。
具の肉汁も極めてジューシーです。
ソースには辛目の醤がかかっていて、これがぴりっとしてて美味い。
いやぁ、すっかり堪能させていただきました!
「シャンウェイ」、カジュアルだけども味はしっかり美味しく、
何よりも店内が気さくで温かい空気に満ちてます。
紹興酒をちびちびやりながら、
美味い中華を肴に仲間達とだらだら長居したいなぁ…。
前述の「礼華」とはまた違った気の置けない雰囲気が魅力です。
常連率も高そうだし、この店が近所に合ったら僕も頻繁に通ってるだろうね。
今回は前哨戦的な訪問でしたが、次は是非フカヒレコースにチャレンジしたい。
「青山 シャンウェイ」
渋谷区神宮前3-7-5
03-3475-3425
*
帰る道すがら、歩道橋から写した六本木ヒルズ。
ホリエモン、逮捕されちゃいましたね…。
この時間、彼はこのきらめく建物で仲間達と捜査対策を練っていたんだろうか。
ふとそんなことを思うと、
きらびやかなこのビルが虚飾に満ちた「砂上の楼閣」に見えてしょうがなかった…。
ヒルズってやっぱり好きになれないなぁ。
東京の醜くて浮ついた部分の象徴のようでさ。。。